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By wps.

キラメロ解散から時間が経って

キラメロ解散から時間が経って

検索結果をたどってきた方、あなたとは懐かしい話ができるかもしれません。

キラメロっていうアイドルがいました(概要はWikipediaを参照)。売り上げとしてはオリコン100位に入るか入らないかぐらいで、早々と退場していった地下アイドルです。解散した後は、一部のメンバーがLaLaLuなんていう名前で活動していたこともありました。知っていたら、その人はかなりのアニオタかアイドルマニアかもしれません。この記事を執筆当時、もう10年ぐらい前の話になるので、さすがに記憶が薄れてきています。だからこそ、一つ記事を書いてみたくなりました。「あなたはキラメロを覚えていますか?」と。

ニッポン放送で、「アニガメパラダイス」っていう番組があって、荘口彰久アナが頑張っている頃でした。おにゃん子クラブを真似して、メンバーを「出席番号」なんていうくくりで呼んでいたアイドル集団がいたのは。メンバーの脱退は数多くあったものの、1期生&2期生合わせて50人以上の大規模な集団は、一部の人々に強烈な印象を残しているでしょう。頑張っていた彼女たちと、報われなかった努力。キラメロは人数だけ多いばかりでまったく売れず、簡単に姿を消していきました。

部分的にはメディアへの登場があったメンバーの中には、今でも現役として生き残っている方々もいます。今や有名声優の浅野真澄なんかは、キラメロを暗黒時代にしてしまうほどの勢いです。はたまた、キラメロ時代は人気絶頂だったにも関わらず、解散後しばらくして姿を消してしまった土屋美恵子は、今では自営業を営んでいるようです。その他にも、アイドルとして細々と生き残っている人もいるようで(大塚麻恵といったフロントメンバー)、どうかそれぞれの道を頑張ってほしいと思うばかりです。

学生だった自分を含めたファンは、キラメロにどっぷり遣っていた。みんなが新曲やイベントを待ち望んでいた。それでも、いかんせん規模の小さいファン集団だった。見方によっては閉鎖的な集団だったかもしれず(ファンの絶対数が少ないため、一部の有名ファンが仕切っているような印象もありました)、それがキラメロを解散に追い込んでしまったのかもしれません。キラメロ学園祭が開催されたアメージングスクエアとか、解散ライブが行われた原宿アストロホールとか。近くを通りかかったり、イベントの内容を思い出す度に、ちくりと心が痛みます。

売れないアイドルとして、望まない仕事が多々あったかもしれない。それでも、外見上彼女たちキラメロは、ファンを楽しませてくれていました。あの頃どん底で頑張っていた彼女たちに、今の自分は負けないくらい仕事をしているかと、時々思うことがあります。AKB48と被る部分が少なからずあるので、ここ最近は妙にキラメロを思い出すのです。解散から随分時間が経ちました。キラメロというちっぽけな集団に関わっていたすべての皆さんが、あの頃よりも前進した生活をしていることを、願って止みません。

Image: anankkml / FreeDigitalPhotos.net
投稿:4/09/2011