せっかくの3連休、旅行をするなら飛行機に乗りたい、飛行機に乗るならプレミアムポイントを貯めたい、しかし単価の良い運賃の設定はない…そんな時には苦渋のプレミアム株主優待です。
7/17 羽田→札幌（千歳）
ANA055 羽田09:00 - 札幌10:35（プレミアム株主優待）
7/19 札幌（千歳）→羽田
ANA082 札幌20:40 - 羽田22:20（プレミアム株主優待）
プレミアム株主優待割引 / 45,800＋5,000
プレミアムポイント / 3,350（単価：15.16）
獲得マイル / 2,294
さかのぼること2ヶ月前の5月17日、7月3連休のチケット発売開始日に席の確保に挑んだものの、スーパー旅割の設定はありませんでした。やはり国民的な連休では、日程をずらさないと割安な路線に乗れません。しかし、スーパー旅割でなければ単価は著しく悪くなり、得られるポイントも限られてしまいます。そこで目をつけたのが株主優待割引。既に単価の良い那覇は、使い勝手の良い時間帯を皮切りにほとんど売り切れてしまっていたため、仕方なしに札幌を選択しました。
さて、便は予約したものの肝心の株主優待券を確保しなければなりません。修行僧らしく一度は使ってみたいと考えており、4月から毎週のようにチケットショップで値段のチェックを行なっていました。4月から徐々に下がり始めた価格は、ゴールデンウィークに入ると急激に値を下げます。恐らく、ゴールデンウィーク半ばもしくはゴールデンウィーク明けに最低価格をつけたのではないかと思われます。場所によっては3,000円を切っていました。しかし、その後駆け込み需要を見込んで値段は上がり始め、直前までつり上がります。値段が下がり続けると踏んだ私は、ゴールデンウィーク明けに購入を躊躇してしまい、5月末に安い株主優待券を求めて奔走したのです。結果的に、こちらの掲示板に2,500円で譲ってくださる方がおり、高値掴みをせずに済みました。
さて、前置きが長くなりましたが、無事に7月3連休を迎え、まずは羽田空港南サテライトのラウンジでくつろぐところから旅は始まりました。実は出発5日前に強烈な風邪に見回れてしまい、多少の辛さをこらえつつの出発でした。南サテライトのラウンジが一番広々としているのではないでしょうか。3連休だというのに、ゆったりと使える広さです。プレミアムクラスに揺られること1時間半、優先的に流れてくる手荷物を受け取った後は、長蛇の列を作っているニッポンレンタカーのカウンターに並びました。そんなにレンタカー会社の規模に差があるようには思えないのですが、多数の予約が入っているらしく、車両引き渡しまでだいぶ時間がかかっています。
運転技術に自信がない身としてはできるだけレンタカーを避けたかったのですが、今回の旅程ではそういうわけにもいきません。幸いにも天気に恵まれ、道路事情も簡単だったため、全くの杞憂に終わりました。初心者でもカーナビさえあれば、特に事故の恐怖もなく旅程を消火できます。新千歳から1時間ほど運転すると、最初の目的地、財政再建団体夕張に到着です。夕張駅ホームの夏らしい光景に和んだのもつかの間、メロン屋以外はびっくりするほどなにもないところでした。
宿は、夕張駅前のホテルマウントレースイを選びました。ゆうばりホテルシューパロの方が安いですが、レンタカーでないとアクセスは悪いでしょう。そもそも、レンタカーでもツアーでもなく夕張に来る人はいないかもしれませんが(笑)マウントレースイ自体は、まあまあ普通のホテルで、可もなく不可もなくといったところ。スキーシーズン向けの施設なので、夏に利用すると違和感のある造りです。施設は老朽化しつつあり、ちょっと独特の匂いもありますが、温泉も含めて清潔なところでした。夕飯の選択肢も限られます。ホテル内のレストラン、駅前の屋台村通称バリー屋台、または地元の居酒屋1，2件でしょう。なんとなくホテルの夕食にはそそられず、バリー屋台にて夕張ラーメンなどなどで腹を満たしました。炭を練り込んだという真っ黒なラーメン。一度は試してみても良いかもしれません。
翌朝は、花畑牧場やめろん城を簡単に回り、点在するメロン屋で夕張メロンを味わった後に、富良野へ向かいました。有名な富田ファームを目指していましたが、付近に近づくにつれ駐車場に入れない車で大渋滞。くれぐれも夏の繁忙期に富田ファームへ向かわれる方はご注意ください。徒歩ならば問題ありませんが、時間帯によっては1時間以上待たされるでしょう。途中で渋滞待ちを断念し、中富良野町北星山に切り替えました。十分にラベンダー畑を楽しむことはできます。
ちょっと天気が崩れてくる中、カーナビが示す山道を通り2時間かけてトマムに到着です。とても特急が止まりそうもない駅の周りには、全くなにもありません。トマムリゾートの広大な敷地は、宿泊施設によっては食事のためにバスで移動する必要があるなど、無駄に広いです。北海道ならではといったところ。食事のことを考えると、今回宿泊したアルファリゾート・トマム・ザ・タワーがベストです。ところどころ整備が行き届いていない部分もありますが、クチコミにあったほど酷い施設ではありません。特に見るところもなく、ドライブにくたくただったためひたすら昼寝をしていました。夜8時ぐらいにようやく動き始めたのですが、宿泊客もいっぱいなせいか、まともなレストランは1時間以上待たなければなりませんでした。一方、ラーメン屋やカレー屋のようにB級グルメを扱っていたところはそれほど混んでいなかったように思います。40人待ちを耐え忍び、イタリアンレストランユックユックにてなかなかリーズナブルなディナーです。ちなみに、朝食時も食事の用意が間に合わないとかで、30分ほど待たされました。
最終日はひたすら新千歳方面へ車を飛ばし、空港近辺で過ごしていました。ガイドブックに載っていた蟹卸問屋直営店「炉ばた番小屋 福屋」提供の、蟹食べ放題980円は必見の価値ありです。茹でたズワイ蟹と毛ガニが出されるのですが、毛ガニの品質は申し分ないです。2度目のアウトレットモールは大して見る気にもならず流すだけにし、くたくたになりながら行程を終えたのでした。ゆっくりするつもりで選んだマイナーな観光地ですが、ドライブの分いつにも増して疲れてしまったというわけです。
＜2010年ANASFC修行 これまでの達成状況＞
航空運賃総額 ：500,690プレミアムポイント累計：44,335
プレミアムポイント単価：11.29
（2010年プレミアムポイントボーナスキャンペーン結果を含む）
修行による積算マイル ：61,822
（ANA国際線ボーナスマイル2倍キャンペーン及びANAダブル〔ス〕マイルキャンペーン結果を含む）